1962年に創業した「旭建設」。

現在は「旭工務店」へ社名を変え、私 濱田 誠司が代表を務めております。

弊社の輸入住宅に対する想いが伝わりますよう、私の半生と共に綴りました。

弊社の住宅に興味のお持ちの方、実際にご依頼を考えている方、拙い駄文ではありますが何卒ご一読ください。

株式会社 旭工務店 代表
濱田 誠司

住宅との出会い

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工務店を営む父。父が造る住宅。

それは、幼い自分にはとてつもなく大きくて素晴らしくて「カッコいい」ものに見えた。
そんな「カッコいい」住宅を造る事は、その頃からの憧れであり夢であった。

家業が工務店であれば、家を造る事は日常的で自然な事。
大人になった自分は夢を叶えるべく、この業界へ足を踏み入れた。

当時は20代。
家業を継ぐのだ、と父に弟子入りをせがんだが「外で揉まれてこい」と突き放される。
父に逆う事はできなかったが、

(どうせ継ぐ事になるのに何故?)
(外で揉まれるのはそれほど大事か?)

などと思っていた。まだ子供だった自分の甘え である。

父のいない外の建築屋で働いた経験で得たものは大きい。

幼い頃から「建築は日常的な事」であったが、
施主にとって「建築は特別な事」と気付く。

お客様の目線でものを見るという事。プロの建築屋としての礎。

外での経験を経、少しだけ大人になった自分を父は認めてくれたのか、20代後半、旭工務店へ入社する事ができた。

「輸入住宅」との出会い

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「カッコいい」住宅を造りたかった。

そのためにはまず設計だろう、と設計業務に携わろうとしたが簡単ではない。
父の会社といえ甘くはなく、新入社員である自分は現場へ回される。

大工さん・職人さんからさまざまな事を教わりながら、しぶしぶ仕事をしていた。
この頃、社の方針として在来工法から2×4(ツーバイフォー)工法へシフト。

現場仕事より住宅の設計をしたく日々勉強していた頃であったので、「新しい工法」は魅力的なものに写った。

2×4住宅は部材・構造が規格されていて、非常に合理的な木造住宅である。
アメリカ・カナダでは一般的である事、面で支える構造により雪に強いという事、また、この頃の日本・特に青森では先例が無く、唯一無二の家が造れる!と、興味が芽生えた。

2×4住宅の先例はアメリカ・カナダ・北欧など。
部材・構造の規格化はもちろんの事、窓の寸法、ドアの寸法も全て規格化されており、極めてメンテナンス性に優れる。
雪でサッシ窓が壊れても、規格寸法が合えばOKなのでメーカーを問う必要もなく代替品が手に入る。ドアも同じ。
日本では数年前に規格統一されたが、当時は「規格されているって素晴らしい!」とますます入れ込んだ。

それより何より2×4住宅(=輸入住宅)は「カッコいい」。

シンメトリーなフォルム、螺旋階段、石やレンガを敷いたアプローチ、美しい芝生石、木々が生い茂るガーデン。
父が造る家を「カッコいい」と憧れていたが、輸入住宅は更に美しく「カッコいい」と知る。

憧れ、夢に描く対象が変わり、定まった。

追うべきものが見えた。

「カッコいい」輸入住宅を造り 提供する。

それこそが追ってきたものであり、旭工務店に望まれる事だ と。

「輸入住宅の旭工務店」

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住宅の設計に携わるようになった頃、青森では前例の少ない2×4住宅を展開しはじめた。

2✕4の住宅展示場を設計・施工。
「OAK Hills(オーク・ヒルズ)」と名付ける。

通り沿いに目立ってそびえ立つ「カッコいい」輸入住宅。
それが旭工務店の展示場であり、社屋であり、自分の作品でもある。

「自動車・歩行者・電車からも目につく変わった建物」

「あれは輸入住宅というものだ」

「旭工務店という所らしい」

2×4住宅が珍しかった当時、「輸入住宅の旭工務店」と呼ばれた所以である。

竣工から20余年を経た現在、木材・部材は色濃い風合いとなり、貫禄が増したように思う。

一般住宅は20年で価値が無くなりスクラップ&ビルドを繰り返すが、輸入住宅はそうであってはならない。
50年・100年、子へ孫へ受け継ぎ守り抜いていくだけの耐久性、メンテナンス性に加え、時代が変わっても飽きのこない普遍的な美しいデザインを兼ね備えているべき。

OAK Hillsは叶えたひとつの夢であり、2×4住宅の高耐久性の証明でもある。

現在の2×4住宅

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2017年 機会があり現地研修へ出向き、日本とアメリカでの住宅の考え方の違いに驚かされた。

アメリカでは「歩道から一歩入るとそこが家」なのである。

住宅そのものはもちろん、エントランスを跨ぐと既に「家」。
アプローチからガーデン、ガレージ・ウッドデッキに至り全て美しく調和し、インテリアも各部屋ごとの家具・カーテン・飾り付け、あらゆる箇所がコーディネートされていた。

「カッコいい」家を造る、とはそういう事。
美しい花は美しい器に生けるもの。

建物を指して「家」と言うのは過去であり、敷地に収まる全てを指して「家」と言う時代を迎えつつある。

「住宅・エクステリア・インテリア全てコーディネートし、より長く住まう事ができる家を提供する事」

それが、現在の「輸入住宅の旭工務店」が目指していることです。

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